ガトーバスクの作り方/フランス・バスク地方のフランス伝統菓子

フランス菓子レシピ

皆さんこんにちは。ヨーロッパ各地を訪れお菓子巡りをしている旅パティシエのさやココです。

今回ご紹介するのはバスク地方のお菓子、ガトーバスクです。

フランス留学の時にバスク地方のバイヨンヌに一人で弾丸旅行に行きました。

弾丸旅行の様子は後ほど別の記事に詳しくアップすることにして、

今回は少しだけバイヨンヌの訪れた場所の思い出など交えてご紹介したいと思います。

フランス・バイヨンヌ地方の旅、最古のチョコレートを探しに

パリから高速列車「TGV」で約5時間、フランス南西部のバスク地方にバイヨンヌの町はあります。ここはスペインにとても近いところなんですね。

私の目的はただひとつ!フランス最古のチョコレートを食べることです。

バイヨンヌの人はフランスで、初めてチョコを味わったそうです。チョコレート好きにはなんとも興味深い話しですよね。

フランス地方を旅する時はいつも晴れてる幸運な私!景色がとてもきれい!

 橋を渡ってたどり着いたのが、バイヨンヌの町です。

町の通りも、とても綺麗でした。

 まず始めに向かったのが、ポール・ヌフ通りのチョコレート専門店「L’Atelier du Chocolat」

 チョコレートがこんなにも沢山!どれにしようか迷うほどの量。お好きなチョコレートをグラムで選べるみたいです。

私はこの中から、お目当てのチョコレートを選ぶことに。

選んだのはこれ!チョコレートでコーティングされた中の味はキャラメルガナッシュ、ピスタチオ、カフェ。

購入後、バイヨンヌの町を歩きながらチョコレートを堪能しました。パリの高級なチョコレートとは違いどこか温かみのある、どこか懐かしいそんな味がしました。とても美味しかったです。

 その後に向かったのが、チョコレート博物館。時間がなく見学はしなかったけど、ここではチョコの製造工程が見学できるようになっています。チョコレートを作るのに使われる機械の展示品などもあり、チョコレートの歴史を知ることができるのだそうです。お土産も売ってたので、私はフランスのパートナーのご家族にラズベリーのチョコレートを購入してお店を出ました。

滞在時間はなんと2時間という弾丸一人旅。行きたいところを絞って行ったのでまだまだ訪れたいチョコレートショップはたくさんありました。また是非訪れたい場所です。では、そんなバスク地方の思い出からガトーバスクの作り方をご紹介します。

ガトーバスクの作り方

ガトーバスクでも色々な作り方がありますが、その中でもフランスの番組などでレシピを探しながら日本でも作れるようにアレンジしました。

このレシピを通して少しでもフランスの伝統菓子を知っていただければなと思います。

材料

18cmの底がはずれる型、もしくは丸いセルクル)

ガトーバスク用タルト生地

  • 無塩バター 150g
  • 砂糖(グラニュー糖、上白糖、きび砂糖など) 100g
  • 卵黄 1個
  • 全卵 20g
  • 薄力粉 145g
  • 強力粉  50g
  • アーモンドプードル 70g
  • 塗り卵(全卵)
  • 打ち粉(強力粉)

タルト生地の作る工程はこちらをご覧ください>>

カスタードクリーム

  • 卵黄 50g
  • 砂糖(グラニュー糖、上白糖、きび砂糖など) 50g
  • 薄力粉 30g
  • 牛乳 220ml
  • バニラペースト 小さじ1/2(バニラエッセンス5滴でも代用可能)
  • 無塩バター 20g

アーモンドクリーム

  • アーモンドクリーム 80g

※カスタードクリームに合わせていくのですが、アーモンドの風味が加わることでクリームが濃厚になります。

アーモンドクリームのレシピはこちら>>

作り方

① <カスタードクリームを作っていきます>卵黄と砂糖を混ぜる。※卵黄に砂糖を入れたら放置はしないこと。卵黄が固まりダマの原因になります。

② 振った薄力粉を加えてさらに混ぜる。

③ 片手鍋で沸かした牛乳を②にホイッパーで混ぜながら少しずつ入れる。もう一度、先ほどの鍋に裏ごししながら戻す。(茶漉しでも良い) 弱火で火にかける。

④ 底が焦げないように混ぜる。 底が焦げないように火から鍋を下ろしたり調整しながら混ぜていく。 途中で耐熱用ゴムべらに変えても良い。

⑤ ふつふつと音が立ってきたら火から下ろす。とにかく焦がさないように気をつける。焦がしたら焦げの臭いがつき、かなり美味しくないカスタードクリームに。

最後にバターを入れ余熱で溶かす。

⑥ ここで写真撮り忘れましたが、綺麗なバットにカスタードクリームをうつし、しっかりカスタードクリームに空気を抜きながらラップを上から被せる。(落としラップと言います)涼しい場所で冷ましておきます。

⑦ 冷めたらもう一度ボールに移し、ホイッパーでほぐしアーモンドクリームを入れ一緒にまぜる。絞り袋に入れる(私はよく100均の絞り袋を使います)

① <タルト生地の成型をしていきます>

タルト生地の作る工程はこちらをご覧ください>>

生地を一つにまとめる。

② 底が外れる18cmの型でペティナイフを使い丸く切り抜く。

これを2枚作る。(大体5mm程の厚さです)

③ 1枚は底に敷き、一度冷蔵庫へ。

④ 側面の生地を作る。

⑤ 型の側面に張り付けていく。

 ⑥ 上から麺棒で余分な生地を落とす。

⑦ フォークで生地に穴をあける。焼くときに生地が均等に上がるように空気の逃げ道を作ってあげます。

⑧ カスタードクリームを絞っていく。

⑨ 絞り終わったらクリームをゴムベラかスプーンでならす。

 ⑩ もう一枚の生地を上から被せる。(蓋する生地にもフォークで穴をあける)

⑪ 被せた蓋の5mmほど上から、側面の余分な生地を切り取る。

⑫ 5mmほどの側面の生地を、蓋の生地にしっかりくっつけていく。

⑬ 仕上げに卵をはけで塗り、その後フォークで模様をつけていく。

⑭ 縁もフォークで模様をつけました。

⑮ 170度のオーブンで50分~1時間

表面がこんがりきつね色になっていれば完成です。

こちらのガトーバスクの感想をブロガーの奈々太郎さんが記事にで紹介してくれました!

ガトーバスク~フランスバスク地方のフランス伝統菓子。アーモンドクリームとカスタードクリームが甘くなくて美味しい!!
橋本憲太郎さんの勉強会(#はしもとんの勉強会)に出たら、フランスのお菓子が出てきた! 超美味しかった。 ガトーバスク~フランスバスク地方のフランス伝統菓子。アーモンドクリームとカスタードクリームが甘くなくて美味しい!! 作ってくれたのは、山田明香(やまださやか)さん。 フランス菓子研究家さん。 元パティシエで、今もバリ...

最後までご視聴ありがとうございました!

皆さんが、作ってみたくなるようなレシピをこれからも紹介していきますのでよろしくお願いいたします。

最後にYouTubeでもお菓子レシピ紹介していますので、ぜひご覧いただけたら嬉しいです。

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