こんにちは。ヨーロッパ各地を訪れお菓子を巡っている旅パティシエさやココです。
今回のレシピはフランス菓子には欠かせないアーモンドクリームの作り方の紹介です。フランス語ではcrème d’amande(クレームダマンド)と言います。
このレシピはこれから私が載せていくフランス菓子レシピに良く出てきますので、是非覚えといてくださいね。
フランス菓子には欠かせない! アーモンドクリームの作り方
アーモンドクリームは、アーモンドを主成分とし、アーモンド粉、砂糖、バター、卵、そして時々ブランデーやラム酒を加えて作られます。特にフランス菓子で頻繁に使用され、その香ばしさと滑らかな口当たりが特徴です
アーモンドクリームを使用するフランスのお菓子としては、以下のようなものがあります。
- ガレット・デ・ロワ(Galette des Rois): これはエピファニー(公現祭)のために特別に作られる伝統的なフランスのケーキです。パフペストリーでアーモンドクリームを包み込んで焼き上げます。
- フランジパーヌタルト(Frangipane Tart): アーモンドクリームを使用したタルトです。しばしばフルーツ(特に桃やアプリコット)がトッピングとして加えられます。
- パリ・ブレスト(Paris-Brest): アーモンドの風味が特徴のクリームをパイ生地に詰め、アーモンドスライスを上に散らして焼いた菓子です。
- クロワッサン・オ・アーモンド(Croissant aux Amandes): バタークロワッサンにアーモンドクリームを詰め、アーモンドスライスとパウダーシュガーでトップを飾った菓子です。
これらの菓子はアーモンドクリームの香りと風味を活かす美味しいフランスの伝統的なお菓子です。
アーモンドクリームの作り方
材料
- 無塩バター 150g
- グラニュー糖 200g
- 全卵 150g
- アーモンドプードル 150g
- ラム酒 小さじ1 ※香り付け用
- バニラエッセンス 3滴
下準備
- バター150gを常温に出して柔らかくしておく
- アーモンドプードルを振るっておく
作り方
① バター150gをホイッパーもしくはハンドミキサーでポマード状にする。
② グラニュー糖200gを3分の1ずついれ、その都度混ぜる。
③ 別のボールで全卵150gを溶きほぐし、②のボールに3分の1ずつ入れ混ぜ合わせていく。
④ 生地が白っぽくなったらラム酒小さじ1、バニラエッセンス3滴入れる。
⑤ アーモンドプードル150gを入れゴムベラで混ぜ合わせる。
これで出来上がりです。
⑥ 生地をラップに包む。
使い方の豆知識
余ったアーモンドクリームは絞り袋(ダイソー100円ショプの)に小分けして冷凍庫で保存可能です。おくと、冷蔵解凍してそのまま使えて便利です。
レシピの生い立ち
パティシエ時代の時からフランス伝統菓子に興味がありました。
34歳の時フランス・パリに語学留学した際、シェアアパートのオーナーでお世話になっていた画家のマダムが作ってくれた家庭的なガレット・デロアがとても美味しくて記憶に残っています。
そんな思い出のあるガレット・デロアの作り方を日本の方でも簡単に作れるようにアレンジしたレシピがこちらです。
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