フランス留学の時に出会ったガレット・デ・ロワの思い出
こんにちは、さやココです。
今回はフランス留学中にとても思い出深かったガレット・デ・ロワのご紹介です。
ガレット・デ・ロワとは新年に食べるお菓子で、1月中にそこら中のケーキ屋さんやパン屋さんに並ぶお菓子です。
ガレット・デ・ロワのお楽しみは、このお菓子に隠されている「フェーヴ」という小さい陶器の人形が当たった人は、その日、“王様”または“王妃様”になり、王冠をかぶり、家族や友達から祝福されます。今年良いことがあると伝えられています。
フランス パリに留学中に住んでいたアパートの画家のマダムの家庭的なガレット・デ・ロワの思い出です。
パリのスーパーではお菓子作りや料理用で丸型のパイシートがこのように売っています。
丸型のお菓子を作るにはとても便利で、日本にもぜひ置いてほしいものです!!

私はマダムが作るところを必死に撮影!スーパーで買ってきたパイシートを2枚用意して、作るのは中に入れるアーモンドクリームだけ。
マダムはアーモンドクリームをたっぷり入れて、
私このみに作ってくれました。

アパートにはマダムの絵のアトリエがあるので絵を買いにくる来客やら友達が良くアパートに訪れます。
賑やかな声が何時も聞こえてきて私はそれがとても居心地よく。
マダムは来客の為にガレット・デ・ロワを3回は作っていました。
そして、私が学校から帰ると、「さやか!ガレットデロワ作ったから食べて!」と焼きたてを出してくれます。
とても美味しかった。

アパートにはもう1人、マダムの知り合いの女の子が一緒に住んでたのでその子も一緒に食べながら私はフランス語についていくのに必死だったけど、自分が思い描いてたフランス生活をしていたなと今では思います。
マダムの作るガレット・デ・ロワはまたぜひ食べたい!!

私たちは話に夢中になり、気付けばあとひとかけらだけに。

私の住んでいたアパートはパリのモンパルナスにありました。
パリ、モンパルナスは世界の芸術家の集う地として有名になった場所だそうです。
私がお世話になっていたアパートのマダムも画家でした。
そして、有名なモンパルナス墓地もあります。
パリに複数存在する墓地の中でも有名な墓地の一つで、各界の著名人が埋葬されている場所だそうです。
ちょうど、学校からアパートの帰り道にいつも通っていました。
パリのアパートに住んで思ったこと
パリの建物はとても美しい。
パリの人は昔からの建物を大切にする。
ですが、正直言うと不便なところは多々あります。
まず私の住んでたアパートはエレベーターなしの6階。
トイレは鍵閉まらず。
キッチンも狭かったし、お風呂は狭くシャワーのみ。
だけど全く苦ではありませんでした。
なぜかというと、それ以上の素晴らしい経験をしていたから。
私の思い浮かべてたパリの生活でした。 そんな、思い出深いガレット・デ・ロワのレシピを日本の方にも簡単に作れるようにご紹介したいと思います。
ガレット・デ・ロワのレシピ
【材料】
直径20㎝の丸型 オーブン200度(20分)そのあと180度(35分~様子見で)
- 冷凍パイシート 1袋(4枚入り)
- アーモンドクリーム (レシピ載せてます)
- 塗り卵 1/2個
【仕上げ用シロップ】
- 砂糖 50g
- 水 50g
- ラム酒 大さじ1
アーモンドクリームの作り方はこちら↓

ガレット・デ・ロワの作り方
① 解凍したパイシート2枚くっつける。


② 私は20㎝タルト底を使い生地をペティナイフで切りぬきましたが、ご自宅にあるケーキの型でも良いです。※上から被せる用も含め計2枚作る。


③ ボールに入れたアーモンドクリームをゴムべらでほぐしておく。

④ 絞り袋に入れたアーモンドクリームを中心から円を描くように絞る。※生地の端に塗り卵を塗るため、アーモンドクリームはみ出し防止のため2㎝幅はあけとく。


⑤ 生地の端に照り卵を塗り、フェーヴを置くか、なければクルミなどで代用。

⑥ 上からもう一枚のパイ生地を被せる。※空気を抜きながら周りをしっかりくっつけていく。


⑦ 溶き卵をはけで塗り、ペティナイフで模様をつけていく。


⑧ 模様ができたら一度冷蔵庫に30分入れて表面を乾かす。


⑨ 30分たったら冷蔵庫から取り出し、予熱しておいた200度のオーブンに入れる。200度20分、そのあと180度に下げ35分~表面の焼き色をみながら。
⑩ 仕上げ用のシロップ作りをしていきましょう。まず砂糖と水を火にかける。沸騰したら火からおろし、ラム酒を入れる。生地が熱いうちに、はけで表面を塗る。

⑪ 冷めたら出来あがりです!

橋本憲太郎さんのライター塾で、パティシエブロガーとしてガレット・デ・ロアをお披露目しました。
受講生の皆さんとても喜んで頂けました。


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