ボンジュール!さやココです。
フランス人のパートナーとPACS(Pacte Civil de Solidarité、市民連帯契約)を結び、Vie Privée et Familiale(私的および家族生活)滞在許可証を申請する準備をしている私が、民間保険を含めたフランス滞在のための手続きについて調べたことを記録としてまとめました。これから同じ道を歩む方の参考になれば幸いです。
PACSを利用した滞在許可証の取得に向けた準備
フランスでフランス人パートナーと生活を共にする場合、PACSに基づく滞在許可証(Carte de Séjour Vie Privée et Familiale)の申請が可能です。ただし、申請には以下の条件を満たす必要があります。
1. 滞在許可証申請の主な条件
正式なPACS登録
- フランスで正式にPACSを締結していること。
- 市役所(Mairie)やフランス領事館で登録され、PACS契約証明書を取得していること。
共同生活の証明
- フランス国内で少なくとも1年以上共同生活を送っている証拠が求められます。
- 例:
- 共同名義の賃貸契約
- 公共料金の請求書(同一住所の記載)
- 共同名義の銀行口座の記録
フランス人パートナーとの安定した関係
- PACSの法的拘束力に加え、安定した関係性をフランス当局に認めてもらう必要があります。
生活手段の証明
- フランスでの生活費を自己負担できる能力を証明すること(収入証明や貯蓄証明など)。
犯罪歴がないこと
- フランスや他国で重大な犯罪歴がないことが条件です。
2. 健康保険は必須:PUMAか民間保険
滞在許可証の申請時に必須となるのが、健康保険加入の証明書です。
私の場合、ビジタービザでの入国だったため、PUMA(フランスの公的保険)にすぐ加入するのは難しく、民間保険を利用することにしました。
民間保険の選び方
民間保険は、フランス滞在中の医療費をカバーし、申請要件を満たすものを選ぶ必要があります。以下が私が調べた情報です。
選んだ保険会社の候補
保険会社 | プラン名 | 料金(目安) | 補償内容 | リンク |
---|---|---|---|---|
April International | MyHealth International Essential | 月額€40〜€60 | 緊急医療、入院費用、医療搬送 | 公式サイト |
AXA | AXA Schengen Insurance | 月額€30〜€50 | ビザ申請に必要な補償を網羅 | 公式サイト |
Allianz Care | Essential Plan | 月額€50〜€100 | 入院、通院、処方薬(制限あり) | 公式サイト |
重要な補償内容
- 緊急医療費
- 入院費用
- 医療搬送(万が一の場合)
PACSを基に滞在許可証を申請する際、こうした民間保険の加入証明があれば問題ありません。
3. 必要書類リスト
滞在許可証を申請するためには、以下の書類が必要です:
- PACS契約証明書
- 発行から3か月以内のものが望ましい。
- 共同生活の証拠
- 賃貸契約書、光熱費の請求書、共同口座の記録など。
- 健康保険の証明書
- 民間保険またはPUMA加入証明書。
- 生活手段の証明
- 銀行の残高証明、給与明細など。
- フランス人パートナーの証明
- パスポートや出生証明書。
- 証明写真
- 県庁指定のサイズとフォーマット。
4. 手続きの流れ
1. 管轄の県庁(Préfecture)に申請
- 滞在許可証の申請は、居住地の県庁で行います。
- 必要に応じてオンラインで予約。
2. 書類審査と面接
- 提出した書類の審査が行われ、面接が必要な場合があります。
3. 許可証発行
- 申請が承認されると通知が届きます。受け取り時に手数料(約€200)を支払います。
5. 私が感じたこと
フランス滞在許可証の取得には、予想以上に細かい準備が必要だと感じました。事前に情報を整理して進めれば大きな問題にはなりません。特に民間保険はスムーズに手続きできるので、申請前にきちんと比較して選ぶことをおすすめします。
まとめ
フランス人パートナーとの生活をフランスで続けるために、PACSや民間保険の準備を進めることは重要です。この記事が、これから準備を進める方のお役に立てれば幸いです!また進展があれば追記していきますね。
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