田舎で暮らす前に知っておきたいネット環境の落とし穴【フランス・ブルターニュ編】

ボンジュール!さやココです🇫🇷

フランスの田舎暮らしに憧れている方へ。リモートワークやフリーランスとして働くことを考えている場合、ネット環境の整備は最も重要なポイントの一つです。

現在、私はフランスのブルターニュ地方で3回目の物件探しをしており、改めてネット環境の問題に直面しました。事前に確認していたにもかかわらず、実際に暮らしてみると 「Wi-Fiが遅い」「4Gが不安定」 という状況に。特に動画編集やデータのアップロードを必要とする仕事では、ネット環境が不安定だと業務に支障が出てしまいます。

この記事では、田舎で暮らす際に注意すべきネット環境の落とし穴と、その対策について詳しく解説します。


目次

田舎のネット環境で直面する問題

1. Wi-Fiが遅い

物件を契約する前にWi-Fiの有無を確認しても、実際に使用すると 速度が極端に遅い ことがあります。特にアップロード速度が低い場合、動画や大容量ファイルを送るのに時間がかかり、仕事に影響を及ぼします。

対策:

  • 物件の内見時に Speedtest(https://www.speedtest.net/) でネット速度を計測する
  • Wi-Fiの提供プロバイダーを確認し、可能であれば契約内容の変更を依頼する
  • 光回線が使えるかどうか事前に調査する

2. 4Gやモバイルデータが不安定

Wi-Fiが遅い場合、モバイルデータ通信を利用することも考えられますが、田舎では 4Gの電波が弱いエリア が多く、安定した通信が確保できないことがあります。また、建物の壁が厚いと、室内での電波の受信が悪くなることもあります。

対策:

  • フランスの通信キャリア(Orange, SFR, Bouygues, Free)で 事前にカバレッジマップを確認 し、強い電波が届くエリアを選ぶ
  • SIMカードを複数試し、最適なものを見つける
  • 屋外でのテザリングを活用し、通信環境を確保する

3. 短期滞在向けのネット環境が整っていない

数カ月間の滞在では、インターネット回線の新規契約が難しいことがあります。フランスではネット回線の開通に時間がかかることが多く、2〜3カ月の短期滞在の場合は新たに回線を契約するのが現実的でないこともあります。

対策:

  • 短期滞在者向けのポケットWi-Fiをレンタル する
  • SIMカードを活用し、テザリングでインターネットを利用 する
  • カフェやコワーキングスペースのWi-Fiを利用する

田舎でネット環境を確保するための具体的な方法

  1. 物件を選ぶ際にネット環境の確認を徹底する
     事前にネットの速度を計測し、問題がないかチェックすることが重要です。Wi-Fiが通っていると聞いても、実際の速度を確認しなければ意味がありません。
  2. 最適なSIMカードを選ぶ
     フランスでは格安SIMが充実しており、月に300GB以上のデータを使えるプランもあります。ただし、エリアによって通信速度が異なるため、事前にどのキャリアの電波が強いかを確認することが必要です。
  3. 外部アンテナやルーターを活用する
     田舎の建物は壁が厚く、Wi-Fiの電波が弱くなることがあります。そのため、外部アンテナや高性能ルーターを導入し、通信環境を改善するのも一つの方法です。
  4. 通信環境の良い場所を選ぶ
     完全な田舎ではなく、ある程度のインフラが整っている地域を選ぶことで、ネット環境のトラブルを回避しやすくなります。都市部に近い場所や、大きな施設があるエリアの方がインターネット環境は安定しています。

結論:田舎暮らしにはネット環境の下調べが必須

フリーランスやノマドワーカーにとって、ネット環境が整っているかどうかは 仕事の継続に関わる重要なポイント です。田舎暮らしをする際には、Wi-Fiの有無だけでなく、速度や安定性を事前に確認し、必要に応じて代替手段を用意することが不可欠です。

今回の経験を通して、田舎でのネット環境の課題を改めて実感しました。これからフランスや海外の田舎で暮らそうと考えている方は、この記事を参考にして、事前に十分な準備をしておくことをおすすめします。

さらに詳しい内容は動画で解説しています。リアルな田舎暮らしの現状を知りたい方は、ぜひこちらの動画をご覧ください!
▶ YouTube動画はこちら

今後も田舎暮らしやフリーランスの働き方についての情報を発信していきますので、興味がある方はぜひチェックしてみてください。

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