皆さんこんにちは、ヨーロッパ各地でお菓子巡りをしている、旅するパティシエさやココです。
3ヶ月間のヨーロッパお菓子巡りの旅で訪れた、オーストリア・ウィーンで伝統的な味を守り続けるケーキ屋さん「SLUKA・スルカ」のご紹介です。
カフェ文化の発祥地、そしてフランス菓子の原点でもあるオーストリア・ウィーンは必ず訪れたい場所でした。実現できてよかったです。
ウィーンのケーキは「フランス菓子」の原点だった
ハプスブルク家の一族である女帝マリア・テレジアの末娘マリー・アントワネットがウィーンからフランスのルイ16世に嫁ぐときに、ウィーンの料理人、菓子職人を連れていき、フランスでもウィーンのお菓子を作らせたことが、のちの華やかなフランス菓子へと変貌していくきっかけとなったのです。
念願でもあったフランス菓子の原点であるオーストリア・ウィーンの本場のケーキを食べれたことは、人生において考え深い出来事となりました。
伝統を守り続ける「Sluka・スルカ」のケーキは甘すぎず、日本人好みのケーキ
1891年創業の老舗カフェSluka1号店はウィーン市庁舎近くでずっと営業を続けて来ましたが、2017年11月に観光地で賑わうケルントナー通りにも2店舗目をオープンしました。
私はケルントナー通りの2号店を訪れました。場所はこちらです。
赤色の外観と看板が印象的なお店ですね。
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ショーケースには何種類もの美味しそうなケーキが並んでました。焼き菓子やチョコレートの種類も豊富でした。
並んでいるケーキすべて気になってしまって、購入するケーキを選ぶのにけっこう迷いました。
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注文するケーキがやっと決まり、私が購入したのはウィーンの代表的なケーキ3つです。
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ウィーンのケーキは、バタークリームをベースにしているケーキが多いので、ずっしりとしたケーキが多いのかなと感じました。日本のショートケーキのような軽いケーキはあまり見かけませんでした。
では、早速購入したケーキを紹介していきます。
1つ目のケーキはスルカケーキ(4.9€)です。スルカの伝統的なケーキのひとつだそうです。
オレンジリキュール・コアントローを染み込ませたスポンジケーキとチョコレートガナッシュの2層のケーキです。周りはチョコレートのクリームでコーティングされています。オレンジの香りと、チョコレートが本当に相性抜群のケーキでした。甘すぎず最後まで飽きずに食べれました。
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宿泊したアパートの部屋に飾ってあった絵画と一緒にパシャリ。なんかウィーンっぽい。テンション上がります。
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2つ目のケーキはアプフェルシュトュルーデル(4.2€)です。
シナモン風味で軟らかく煮たリンゴを薄いパイ皮で包んで焼いた、オーストリアを代表するお菓子です。スルカ以外のケーキ屋さんでもお目にかかれるオーストリア定番のお菓子です。
シナモンの香りの煮リンゴと外のパイ皮がよく合いました。思ったよりさっぱりとしていて食べやすかったです。
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3つ目のケーキは、アニバーサリーケーキ(4.9€)です。
アーモンドプードル(アーモンド粉末)を使用した生地とラズベリークリームが層になっていて、周りをチョコレートでコーティングされています。砂糖漬けのスミレがワンポイントになり女性的な華やかなケーキです。
ラズベリークリームの程よい酸味とアーモンド生地が相性抜群でペロッと食べてしまいました。
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まとめ:「Sluka・スルカ」のケーキは甘さ控えめで、日本人好みのウィーン代表のお菓子屋さん
手作りの味を守られているSluka・スルカのケーキはどれも個性豊かで、甘さも控えられていて、美味しいケーキばかりでした。
まだまだ、ウィーンには伝統的なケーキ屋さんやカフェがあるので引き続きレポートをしていきたいと思います。
お店の詳細
SLUKA 2号店(ConditoreiSlukaKärntnerStraße)>>
住所:ケルントナー通り13-15,A-1010ウィーン
営業時間:月曜日〜金曜日:午前8時か〜午後7時
土曜日:午前9時〜午後7時
日曜・祝日:午前10時〜午後5時
電話番号:+4315124963500
予約: +43151249630501
スルカ市庁舎広場ペストリーショップSlukaTown Hall Square>>
住所:Rathausplatz 8 A-1010ウィーン
営業時間:火曜日〜金曜日:午前10:00 〜午後5:00
土曜日:午前10:00 〜午後3:00
電話番号:+43 1 405 71 72
Eメール: rathausplatz@sluka.at
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